大型グループの来園で、賑わったフルーツワールド

ハマモトガーデングアム

10月に会社経営している私の友人が、300名もの従業員を連れフルーツワールドへ来てくれました。駐車場は活気に溢れ大型バス10台が、バス会社の熟練された手配と運転により見事に駐車され、園内は多くの人で溢れました。

300名の食事に腕を振るい、フルーツワールド自慢の特別ソースで漬けたチキンの炭火焼きバーベキューや讃岐から取り寄せた冷やしうどん、更に、前日から焼き始めて準備をした豚の丸焼きも用意しましたが、全てが大人気で余すことなく食べていただきました。さらに豊富に若いやしの実を刺身として提供し感謝されました。やしの実を刺身として食べ始めたのはフルーツワールドが最初であり、現在も絶やすことなく毎日園内を訪れる皆様に提供しております。これもスタッフが前日から100個ぐらいのやしの実を割り準備したものです。スタッフによる食事や飲み物、ゴミ箱の配置、人や食べ物の流れ、動きは見事であり、後日多くの参加者から食事の美味しさを含め感謝の言葉を頂きました。私どもの日頃の成果が試され、発揮できた日でもあり、今後の大型団体への受け入れ体制へ向け大きな可能性と自信を深めることが出来ました。

園内の催し物は、「300名の従業員全員が満足出来る物にして欲しい」という友人であるオーガナイザーの意見を強く反映した内容で、全員がパパイヤの植え付けやパイナップルの植え付け、園内トラックターツアー、歩いて果物の収穫と薬草の採集、各種ゲーム等を南国の日ざしのもとで体験してもらいましたが、一人の棄権者もいなく全員が参加しました。女性が多く、厳しいスケジュールと当初は思われましたが皆さん元気で、常に笑顔を絶やさず生き生きしている姿に圧倒されました。日常生活から開放され、自然の中で汗をかく喜びを楽しんでいるかのようでもありました。
300名の参加者を事故も無く、混雑もなく誘導し、全員が良い汗をかき、予定通りの時間で終了し満足な南国の一日を過ごして頂きました。

  今回の300名という人々に自然の中で遊んでもらうという企画は、社員教育に熱心な友人であるからこそ実現できたものと思っております。失敗がないよう準備にも神経をつかいましたが、フルーツワールドの新たな可能性友人により具体化し、良い先例をつくってもらったと思っております。

 自然の中は坂や石ころも多いので、油断をするといつ怪我をするかも分かりません。「それが自然であり、だからこそ良いのだ」と言う医学博士でもある友人の言葉には頭が下がる思いでおります。結果はその通りで、石ころを避け、あぜ道を通り坂を下ったり上ったりしながらパイナップルの植え付けをする表情は、素晴らしく生き生きしていました。フルーツワールドはグアムで何処も真似の出来ない多くの可能性を含んでおりますが、今後どう宣伝していき理解を得られるかは大きな課題でもあります。
 友人の「1年半後、全員を連れ植え付けしたパパイヤ、パイナップルの収穫をしたい」という要望。そして植え付けした参加者の「面倒を宜しくお願いします」と言う依頼に、しっかりと答えたい。1年半後には見事に育った果物を全員に見せてあげ、そして又、素敵な笑顔に会える日を楽しみにしています。

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濱本久允

濱本久允

ハマモトガーデンズの開拓者 濱本久允は昭和22年に愛媛県で生まれました。オーナー濱本久允の自然に対する向き合い方や思いを綴ってまいります。