2002年7月5日に、島を直撃した最大風速55メートルの台風チャターアンは、フルーツワールドを始めグアム島に大きな爪痕を残し、台風6号として日本の方へ去って行きました。
フルーツワールドの建物は破壊され、大きく育った木は途中で折れるか、根こそぎ持っていかれてしまいました。 丁度、今から4年7ヶ月前の1997年12月16日にも、超大型台風パカ(風速105メートル)により園内は壊滅状態になりました。木が当時より大きく育っていたことも影響していると思いますが、被害状況は今回の方が大きく感じます。
これで2回目の崩壊になりますが、前回と今回を比べると大きく違っている点があります。
前回はジャングルを開墾し、やっとフルーツワールドをオープンし1年2ヶ月を経過した時でした。それまで一度も利益の上がった月は無く、資金も無くなりどん底状態の時に、息の根を絶つかのような台風襲来と全壊でした。
選択の余地も無く、どうして良いか判らない時でもありました。激しいストレスに襲われる毎日で、精神的に極限まで追い込まれていました。
今回は冷静に受け止め、台風の翌日から建設会社を入れ復興に立ち向かっております。4年7ヶ月という年月の間に、会社も私も多くの人に支えられながら成長し、自己資金で立ち直っております。
これで、またゼロからのやり直しですが、健康な体と好奇心だけは豊富に持っております。 今後共、引き続きご支援賜りますようお願いいたます。